<本訴の第39回口頭弁論期日>
2019年11月19日午前10時30分から、静岡地方裁判所201号法廷にて、本訴の第39回口頭弁論期日が開かれました。
私たち原告は、以下の書面を陳述しました。
◎原告「準備書面43」の補足説明◎
中電の津波の想定は低すぎる。
県の想定では、沖合30mで津波の高さ19mである。
中央防災会議や県の津波のシミュレーションでは、津波の第1波は、砂丘堤防を遡上し、防波壁で最大津波高(T.P)20.7mである。
また、波が戻っていくとき、 取水塔付近でT.P20.4mである。
また、被告から、4号機の工事や点検の状況の報告が、以下のようになされました。
審査の状況として、8月以降は、9月6日に審査会合があった。
地震以外の要因による津波の評価は、火山や海底地すべりによるものについて、審査続行である。
敷地の地質構造については4月12日、プレート間地震については5月の審査会合で行われる。
H断層の分布、整理、H断層の形成要因の検討が続行。
地震動評価は近々やる予定である。
<本訴の進行協議期日>
本訴の進行協議が行われました。
争点整理が行われました。
①強振動生成域
裁判所からどの争点に位置付けるかの問いかけがありました。
原告側で、強振動生成域について何が問題かを明らかにすることになりました。
②枝分かれ断層
原告側でどう具体化するのかなど、検討することとなりました。
また、裁判所は、被告に対し、建屋の下の断層について、原告の「準備書面32」へ反論するように促しました。
また、被告の準備に関し、津波に関する原告の「準備書面41」及び「42」に対しての話になりました。
被告は、地盤については重要な論点だが、敷地内活断層については自社内で評価中であり、主張する時期は未定と答えました。
津波については、津波の評価ができてからで、反論については未定と答えました。
被告は、原告の「準備書面43」については、「41」、「42」とは別に回答するが、時期は未定であると答えました。
原告は、敷地内断層については、前々から反論を促しているので、審査の通りというのではなく、訴訟の中で主張すべきと伝えました。
津波と活断層については、原告側も補充があればすることになりました。
<記者会見>
これらの期日終了後、記者会見が裁判所に隣接する弁護士会館で行われました。
記者会見の要旨につきましては、こちらをご覧ください。
2019年11月19日 記者会見要旨
取材にいらっしゃっていただいた記者の皆様、ありがとうございました。
<次回の裁判期日>
・裁判について
次回の裁判は、令和2年2月4日(火) 午前10時30分@静岡地方裁判所 と指定されています。
<今後の予定>
次々回期日:令和2年4月23日(木) 午前10時※時間ご注意!※
今後とも応援をよろしくお願いいたします。
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