浜岡原子力発電所運転終了・廃止等請求訴訟弁護団より ~ご挨拶~

私たちは中部電力を被告とする浜岡原発の運転終了・原子炉の廃止等を求める裁判の弁護団です。静岡県弁護士会に所属する弁護士有志119名、愛知県弁護士会に所属する弁護士有志126名、他の弁護士会に所属する弁護士32名の合計277名(2012年12月11日現在)で構成されています。
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【2023年4月27日】弁論期日が開催されました

2023 年 7 月 12 日 水曜日 投稿者:浜岡原発運転終了・廃止等請求訴訟弁護団

【2023年4月27日】口頭弁論期日が開催されました

<口頭弁論期日>

2023年4月27日午前10時30分から、静岡地方裁判所201号法廷にて、口頭弁論期日が開催されました。


裁判官の交代があったため、そのための手続きが行われました(弁論更新手続き)。

被告は、「準備書面(40)」「訴えの追加的変更申立てに対する答弁書」を提出しました。

◎被告準備書面(40)の口頭説明◎
御前崎大地付近では、12~13万年前よりも新しい御前崎礫層切っている。
白羽の露頭に見られる断層は、御前崎礫層にみられる変位地形とは別の断層である。



我々原告は、口頭で、被告の書面に対し、原子力発電所直下に活断層があるかどうかについて被告が引き延ばしていたところ、今回の書面はそこにきちんと答えてない、良心をもって正面から取り組んでもらいたい旨伝えました。
また、4年も5年も被告の主張を待たされたが、通常訴訟であれば許されない、弁護士倫理があるとのではとの旨も伝えました。




また、被告から、以下の現状報告がなされました。


◎安全性対策工事の進行状況◎

3月16日に、4号機について、圧力容器内が、低圧状態となった時に、低圧代替注水計に用いる配管や弁等の設置についてチェックを受けた。


◎原子力規制委員会の適合性の審査状況◎

前回期日以降3回行われた。

1月27日 
プレート間地震における津波について、被告の評価には理解が得られた。まとめに向けて評価の漏れがないかを確認することに。継続。

2月24日
震源を特定せず策定する地震動について、平成21年発生の駿河湾地震における浜岡5号機周辺地震動の増幅要因を考慮に入れるようにとのコメントがあった。継続。

3月9日 
追加調査のデータが間に合うなら、間に合う分のデータと共に評価方針についてさらに明確にするようにとの指示があり、今後改めて説明する。
以前、被告は、基準地震基準津波については令和4年度内に了承得たいとしていたが、今年6月を目指していきたいと述べた。論点が残っており非常にタイトで厳しいとの認識が示された。


原告は、次回期日までに、準備書面を出すことになりました。

<記者会見>
これらの期日終了後、記者会見が裁判所に隣接する弁護士会館で行われました。


記者会見の要旨につきましては、こちらをご覧ください。

2023年4月27日 記者会見要旨

取材にいらっしゃっていただいた記者の皆様、ありがとうございました。

<次回の裁判期日>

次回の裁判は、令和5年7月13日(木) 午前10時30分@静岡地方裁判所 と指定されています。

<今後の期日の予定>
次 回:令和5年10月10日(火)  午前10時30分
次々回:令和6年1月18日(木) 午前10時30分

今後とも応援をよろしくお願いいたします。

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