浜岡原子力発電所運転終了・廃止等請求訴訟弁護団より ~ご挨拶~

私たちは中部電力を被告とする浜岡原発の運転終了・原子炉の廃止等を求める裁判の弁護団です。静岡県弁護士会に所属する弁護士有志119名、愛知県弁護士会に所属する弁護士有志126名、他の弁護士会に所属する弁護士32名の合計277名(2012年12月11日現在)で構成されています。
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【2018年1月11日】第31回口頭弁論期日・進行協議期日が開催されました

2018 年 1 月 12 日 金曜日 投稿者:浜岡原発運転終了・廃止等請求訴訟弁護団

【2018年1月11日】第31回口頭弁論期日が開催されました

<本訴の第31回口頭弁論期日>

2018年1月11日午後4時分から、静岡地方裁判所201号法廷にて、本訴の第31回口頭弁論期日が開かれました。

私たち原告は、「求釈明申立書」を提出しました。

 

被告は、「被告準備書面(30)」を提出しました。
引き続き、被告は、これらの準備書面の要旨を口頭で説明しました。

 

■被告「準備書面(30)」の口頭説明

原告「準備書面34」及び「準備書面33」への反論である。

特定の燃料への負担がないよう、安定的電力供給を行っている。

原告は、子どもたちへの深刻な被害と主張するが、被告は事故防止対策は講じている。
余震損傷や格納容器破損の予防を行っている
福島県の健康調査に関しては、原発事故によって小児の甲状腺がんが増加したとはいえない。

新規制基準の適合性審査に関して、安全性向上のための対策を行っている。
4号機について、循環性ポンプの逸水対策や、竜巻対策などを行っている。

新規制基準適合性審査は、昨年のこの裁判の10月の期日以降、海洋プレート大地震について行われており、適合性審査は着実に進んでいる。
敷地内断層の活動性の有無の評価については進行中である。
これが固まってから原告へ反論したい。 時期の見通しはわからない。

 

私たちは、この用紙の説明を受けて、法廷で次のように述べました。

審査という行政的なものが決着してから反論する、時期の見通しがわからないというのはのは、司法の軽視ではないか。

また、被告は、福島県の健康調査について、「独自」の結果というが、きちんとした調査である。 母数も統計上根拠がある。
「独自」というなら、被告は計算等で客観的に反論されたい。

これに対し、被告は、技術的な内容が固まってから反論するのであって、司法軽視ではない、と述べていました。

 

<本訴の進行協議期日>

本訴の進行協議が行われました。

争点整理について、裁判所から、被告に対し、活断層への反論は、3月までにある程度出てくるのかの確認がありました。

被告は、それは難しいとのことでした。

 

<記者会見>

これらの期日終了後、記者会見が裁判所に隣接する弁護士会館で行われました。
記者会見の要旨につきましては、こちらをご覧ください。
2018年1月11日 記者会見要旨

<次回の裁判期日>

・裁判について
次回の裁判は、平成30年3月22日(木) 午前10時30分@静岡地方裁判所 と指定されています。

<今後の予定> 次々回期日:平成30年6月14日(木) 午後2時30分@静岡地方裁判所 と指定されています。 ←!!時間ご注意!! その次の期日:平成30年6月14日(木) 午後2時30分@静岡地方裁判所 と指定されています。 ←!!時間ご注意!!

今後とも応援をよろしくお願いいたします。

 

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