<本訴の第33回口頭弁論期日>
2018年6月14日午後2時30分から、静岡地方裁判所201号法廷にて、本訴の第33回口頭弁論期日が開かれました。
冒頭に、裁判所の更新の手続きがありました。
私たちは、「求釈明申立書の理由」(本年4月23日付)を提出しました。
先に提出した平成30年3月22日付の「求釈明申立書」に関し、理由などを補足するものです。
さらに、本日は、私たち原告が提出した準備書面36の口頭説明を、ビデオにて行いました。
◎原告「準備書面36」の口頭説明
被告は、液状化に関しては、岩盤に直接支持させていると主張しています。
しかし、岩盤に直接支持させているとしても、側方流動で圧力がかかった時のの恐ろしさについては、全く計算されていません。
テロ対策については、被告の現状把握が甘いこと、例えば、航空機を衝突させられた場合、近づけず、急性期被爆は避けられなくなってしまいます。
また、日本の電力使用量自体が減少していることも指摘しました。
◎原告「求釈明申立書の理由」の口頭説明
3号機、4号機に関して、敷地ののり面の写真が被告から提出されたが、それを見ると、明らかに多数の断層の存在が確認できる。
したがって、原発の底面の写真も提出してほしい。
また、5号機の写真は一切公開されてないが、不自然なので提出されたい。
これらの写真について、被告は、マスコミなどへの第三者への公表は、著作権を根拠に認めない。
しかし、原告としては、単なる地層の写真であり、第三者に開示されるべきだし、原子力規制委員会にも提出してほしいことを伝えました。
◎被告の話では、原子炉建屋の点検結果については、被告のホームページで開示する、とのことでした。
また、原子力規制委員会の審査の状況については、地震、地盤、津波、地質について、引き続き審査がなされている旨の報告がありました。
<本訴の進行協議期日>
本訴の進行協議が行われました。
私たち原告は、底地の写真を提出されたい旨を被告に改めて伝えました。
しかし、被告は、今まで任意に提出してきたが、ここまでだという話でした。
裁判所からは、原告に対し、今後も底地の写真を求めるか、検討してほしいとのことでした。
<記者会見>
これらの期日終了後、記者会見が裁判所に隣接する弁護士会館で行われました。
記者会見の要旨につきましては、こちらをご覧ください。
2018年6月14日 記者会見要旨
取材にいらっしゃっていただいた記者の皆様、ありがとうございました。
<次回の裁判期日>
・裁判について
次回の裁判は、平成30年9月25日(火) 午前10時30分@静岡地方裁判所 と指定されています。
<今後の予定>
次々回期日:平成30年12月4日(火) 午前10時30分
その次の期日:平成30年 午前10時30分
今後とも応援をよろしくお願いいたします。
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■傍聴・進行協議期日・記者会見・昼食会について■
傍聴の仕方、進行協議期日、記者会見、昼食会のご案内については、こちらをご覧ください。