<本訴の第34回口頭弁論期日>
2018年9月25日午前10時30分から、静岡地方裁判所201号法廷にて、本訴の第34回口頭弁論期日が開かれました。
私たち原告は、「準備書面38」を提出しました。
今回は裁判官の交代があり、原告と被告が自分たちの主張をプレゼンテーションする期日となりました。
そのため、私たち原告の準備書面の口頭説明は、今後となりました。
◎プレゼンテーションは、まず私たち原告から、30分程度行いました。
法廷で、パワーポイントを使って、裁判官にも傍聴者にも、そして被告にもわかりやすく行いました。
主には、浜岡原発の底地にある活断層の話です。
被告は、その活断層の図を作成していましたが、この訴訟ではなかなか公開しませんでした。
また、訴訟においては公開してきましたが、著作権を理由に、マスコミなどへの公表はかたくなに拒んでいます。
また、被告は、主張として、浜岡の底地の活断層だけは活動してないと言っています。
これはおかしい主張で、私たちは、活断層が活断層により、切ったり切られたるすることはあるが、切られても活断層の活動は続くことをプレゼンしました。
底地の活断層のこと、また被告の主張などについて、私たちは、マスコミの方にも意識を持っていただければとお伝えしました。
◎次に、被告のプレゼンテーションが、20分程度行われました。
ただ、パワーポイントの資料も数枚程度、予め用意された原稿を読み上げるだけというプレゼンでした。
主な内容は、安全性は十分に確認し、従前から現在まで必要な安全対策を取っているというものでした。
双方のプレゼンが終わった後、被告から、毎回の期日で行っている報告がなされました。工事対策の進捗については、4号機は、前回期日以降に監視カメラの設置などを行っていること、静岡市や御前崎市のチェックを受けたことなどです。
被告のホームページにも公開しているそうです。
<本訴の進行協議期日>
本訴の進行協議が行われました。
裁判所としては、活断層が他の活断層により切ったり切られたりの、いわゆる切り切られについて、理解を深めたいようでした。
また、浜岡原発の底地について、その写真を見れば活断層があることははっきりわかるので、それを出してほしい旨を被告に伝えていました。
すると、被告は、底地の周囲の壁の部分の写真は求められたから出したが、底地そのものは言われてないといって提出を拒む態度を見せました。
最終的には、裁判所から被告に対し、出す方向を示唆されました。
<記者会見>
これらの期日終了後、記者会見が裁判所に隣接する弁護士会館で行われました。
記者会見の要旨につきましては、こちらをご覧ください。
2018年9月25日 記者会見要旨
改めてこちらから、被告から出された、底地の活断層の図や、そのマスコミへの公表を被告が著作権を理由に拒んでいること、また図のもとになった底地の写真についても被告が拒む態度を見せたことなどをお伝えしました。
取材にいらっしゃっていただいた記者の皆様、ありがとうございました。
<次回の裁判期日>
・裁判について
次回の裁判は、平成30年12月4日(火) 午前10時30分@静岡地方裁判所 と指定されています。
<今後の予定>
次々回期日:平成31年2月28日(木) 午前10時30分
その次の期日:平成31年5月21日(火) 午前10時30分
今後とも応援をよろしくお願いいたします。
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