【2021年7月13日】第46回口頭弁論期日が開催されました
<本訴の第46回口頭弁論期日>
2021年7月13日午前10時30分から、静岡地方裁判所201号法廷にて、本訴の第46回口頭弁論期日が開かれました。
私たち原告は、「準備書面48」と、「証拠説明書31」及び証拠類を提出しました。
以下のとおり、口頭説明を行いました。
◎原告準備書面48の口頭説明◎
原告の「準備書面46」で行った、クリフエッジについての求釈明の補足である。
被告からの準備書面の提出はありません。
被告は、口頭で以下の報告をしました。
◎安全性対策工事の進行状況◎
4号機について、4月から6月まで毎月、静岡県及び御前崎市の点検及び確認を受けている。4月はフィルタメントの設備について、5月及び6月は、使用済み燃料プールについてだった。
◎原子力規制委員会の審査状況◎
プレート間地震による津波に関し、東北の日本海溝で用いられた知見を、南海トラフに適用するにあたり、そのパラメータについて継続審議となった。
H断層系について、H8断層の正常性データなどを出すようにとの指示で、継続審議となった。
<本訴の進行協議期日>
本訴の進行協議が行われました。
原告として、請求の趣旨については、現状ではそのままでと伝えました。
また、従前の争点整理表は、裁判所が整理したものでしたが、今般、被告が作成した争点整理表が出されました。この整理について、原告の方でチェックすることになりました。
さらに、原告が約4年前に提出した、活断層に関する「準備書面32」に対し、今まで被告の反論が出されていません。
このことは、原告から、再三、被告にも、また訴訟指揮権を有する裁判所にも、被告が早く反論を出すように求めてきました。
今回も、裁判所は被告に対してこの反論の書面の締切を設けなかったことから、原告から、裁判を受ける権利を定めた憲法(32条)に違反するのではないかと伝えました。
<記者会見>
これらの期日終了後、記者会見が裁判所に隣接する弁護士会館で行われました。
記者会見の要旨につきましては、こちらをご覧ください。
この場でも、活断層について、既に4年間も、被告から反論の書面が出されていないことは憲法違反であることをお伝え致しました。
取材にいらっしゃっていただいた記者の皆様、ご質問もいただき、ありがとうございました。
<次回の裁判期日>
次回の裁判は、令和3年10月19日(火) 午前10時30分@静岡地方裁判所 と指定されています。
<今後の予定>
次々回期日:令和4年1月20日(木) 午前10時30分
その次の期日:令和4年4月19日(火) 午前10時30分
今後とも応援をよろしくお願いいたします。
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