震災から3ヶ月目にあたる2011年6月11日、榛原文化センター(静岡県牧之原市静波)にて原告公募説明会を行いました。この説明会にはマスコミ報道で説明会が行われることを知った約30人の市民の方々が参加されました。
説明会では、静岡県弁護士会元会長である弁護団長の鈴木敏弘弁護士の挨拶に引き続き、事務局長の青山雅幸弁護士から、浜岡原発の危険性(浜岡原発が東海地震による揺れや津波に耐えうる構造になっていないこと、元々は河川であったところに建設されており地震が来れば液状化する可能性が高いことなど)や、浜岡原発を止めたとしても他のエネルギーによって十分に電力がまかなえることなどについて、約30分説明が行われました。
その後、参加者からの質疑応答、参加者への個別面談が行われました。
質疑応答では、市民運動を弁護団に引っ張ってもらいたいといったご意見や、行政訴訟も是非やってもらいたいといったご意見などをいただきました。また、お茶農家や漁業関係者の方からは、浜岡で原発事故が発生したら生活が出来なくなる、という不安の声も聞かせていただきました。
この説明会により、これまで弁護団と全く面識のない市民の方々に原告になっていただくことができましたし、皆さまの不安な気持ちや弁護団に対して期待する生の声を直接聞かせていただくことができ、大変有意義なものとなりました。
私たち弁護団は、今後も皆さまの声に真摯に耳を傾け、訴訟を中心としつつも出来うる限りの行動をしていきたいと考えています。
今後とも当弁護団の活動にご協力をお願いいたします。
※説明会の様子はマキノハラTV(USTREAM動画配信サービス)で
配信されました。