【2023年10月10日】口頭弁論期日が開催されました
<口頭弁論期日>
2023年10月10日午前10時30分から、静岡地方裁判所201号法廷にて、口頭弁論期日が開催されました。
我々原告は、期日間の9月4日に、「甲B106に関する補足説明」を提出しました。
被告は、「準備書面(41)」を提出し、以下のとおり、口頭説明を行いました。
◎被告「準備書面(41)」の口頭説明◎
原告「準備書面52」~「準備書面54」への反論である。
褶曲構造は、活断層でも、長い時間で変形しなくなり停止する。
活断層が活動しなくなることもある。
繰り返しの活動が認められなければ、将来活動しない。
被告の調査で、将来活動する断層はない。
原告は、お付き合い断層を言うが、プレート間地震の応力を正しく理解してない。
相良層の褶曲の成長は停止している。
H断層が最も新しい活動である。
断層の切りきられの関係は、露頭の戦後関係で把握できる。
また、裁判官からは、私たち原告の主張に対し、被告が今回行った反論が噛み合ってるかの観点からと思われる質問が多数被告に投げかけられました。
また、被告から、以下の現状報告がなされました。
◎安全性対策工事の進行状況◎
配管や弁の設置条項について、静岡県と御前崎市の確認を受けている。
被告のホームページに載せている。
◎原子力規制委員会の適合性の審査状況◎
前回期日以降3回行われた。
7月は、地震以外の原因の津波についてであったが、海底での滑りについて、今後被告で更に説明することになった。
8月は、地震を原因とする津波について、今後被告で整理して示すこととなった。
9月は、基準地震動の策定について、概ね妥当の評価をもらった。
★被告によれば、この点について、今後この裁判で主張していく予定とのことです。
また、地震以外の原因の津波についても、概ね妥当の評価をもらった。
今後は、地震を原因とする津波について、被告の希望として、基準津波の策定、プラント関係の審査、地質構造の追加調査(来年3月ころには審査を受けたい)を行う予定である。
次回期日は、原告の反論となりました。
<記者会見>
記者会見の要旨につきましては、こちらをご覧ください。
また、弁護団からは、記者の皆様への説明用の資料を配らせていただき、解説させていただきました。
取材にいらっしゃっていただいた記者の皆様、ありがとうございました。
<次回の裁判期日>
次回の裁判は、令和6年1月18日(木) 午前10時30分@静岡地方裁判所 と指定されています。
<今後の期日の予定>
次 回:令和6年4月25日(木) 午前10時30分
次々回:令和6年7月30日(火)もしくは8月22日(木) 午前10時30分
★どちらか決まったらまた記載します。
今後とも応援をよろしくお願いいたします。
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